寺宝特別公開
これが慈眼寺の寺宝です。
慈眼寺には国宝はありませんが、母方の祖父が自分の手で作った仏具が複数あります。ちなみに最後の襖の写真は襖自体を作ったわけではなく、光って見える模様の元となった版木を作ってもらいました。
おじいちゃんは趣味で書画、彫刻、篆刻、版画、表具などありとあらゆる芸術・工芸に没頭し、県展クラスでは何度も入選しているアマチュアレヴェルでの万能の天才みたいな人でした。能面や伎楽面も膨大な数を作っています。正倉院展に行って見る伎楽面も、ほとんど本物を見る前におじいちゃんのものを見ていたので「おじいちゃんのお面」と子供の時に呼んでいました。本末は転倒していますが。所詮は素人の手作りですので、周りの人から見れば拙かったり、荒かったりするかもしれません。しかし私にとっては見るたびにおじいちゃんを思い出す宝です。本堂にいると、おじいちゃんに守られている気がします。当寺にお越しの際には、よかったら見てあげてください。