君は薔薇より美しい②
↑の意味はあとからわかります。
さて、昨日たっぷり調べて詳しくなった石倉三郎。あ、違った。イシクラゲ。
「食べられる」との噂を聞いて、食べることにしました。
まずは収穫です。
駐車場にたわわに実ったイシクラゲを一つずつ丁寧に収穫。
その結果・・・
こんなに採れました!
すごい収穫量!山盛り!山盛り!
しかし畑はあくまで駐車場。小石、砂利、砂、ガラス片などゴミがたくさん混入しています。これを注意深く取り除かねばなりません。回虫も相当います。丁寧に洗わないと、寄生虫がお友達になってしまいます。これが相当めんどくさい。ワカメなんかもきっと大変な苦労で出荷されてるのかなぁなんて思いながらザルの上でキレイに洗います。
もうこのへんまでくると、海藻にしか見えません。案外イケるんじゃね?という気がしてきました。いっぱい洗ったあと、下茹でをして滅菌を試みます。
茹でると普通緑が鮮やかになりますが、むしろ汚くなりました・・・。うーん。なぜ?
水から出すと昆布っぽくもあり。
食べ方は先達の意見を集約すると「味噌汁、ポン酢、ワカメご飯的にご飯にまぜる」が代表的調理法のようです。
さすがに1歳の娘には食べさせられませんので、ご飯はやめて、お味噌汁とポン酢でGO!
お味噌汁。見た目は超ワカメ。
さて、食べます。
味は・・・ない・・・。クセがとんでもなくないです。薄味じゃなく、無味。
ワカメやアオサには独特の磯の香りがありますが、コレにはゼロ。もちろん、磯で採れてませんから。
駐車場のジメジメしたところだから。
超人扱いされていたジェロニモが「だってオラは人間だから・・・」と寂しそうに言ったときと同じものを感じます。
歯ごたえは若干のプルン。キクラゲほどの歯ごたえはありません。若干のプル感。寒天くらいですね。
味も全くなく、歯ごたえが若干あり、ジャガイモの味噌汁になんら新たな+αも与えない感じです。若干の歯ごたえと若干の見た目。
うーん。阪神打線でいうと、「8番 大和」?守備めちゃくちゃいいしなぁ。うーん。「2番 坂」くらいの効果ですかね。
では、ポン酢行きましょう。こういうときのために、勝負ポン酢の「旭ポン酢」投入です。我が家のポン酢のエース。ご馳走の時にしか使わないです。
ン・・・・!?うまい!うまい!うまい!
旭ポン酢が!!!
そうなんです。本体に味が全くないので、100%ポン酢のクオリティーに左右されます。コレ、旭ポン酢が旨いだけや!
とはいえコレはかなりいけます。全然食べられます。元気のないキクラゲ、磯の香りのないアオサをポン酢で美味しく。
家に何も食べるものがないなら十分イケます。オススメです。ただし、雨の日に苦労してゴミを取り除いて、こんな微妙な食べ物をありがたがるメンタリティーは、かなり訓練されたものだということだけ、申し添えておきます。
そういうわけで、「イシクラゲを食べてみる」編の感想は、
「いたって普通。ときどき無性に食べたくはならない。」
という結論に落ち着きました。ただ、35億年前に地球に大気を与えてくれた驚異の能力を思いながら噛み締めれば、その味プライスレス。キラリ☆