生身の自分で
本日、部活の男子部員が勝ち抜いてくれまして、女子に続いて立派な成績を残してくれました。
入ったときからモノが違う子でしたので、私は何もしていません。最初のほうこそシングルスでも勝てましたが、冬頃にはだいぶきつくなってきて、最近ではシングルスでは歯が立ちません。情けないコーチです。
ですが、私はいつも自分がコートに立って直に戦って相手を鍛え、相手の力量を肌で感じることを自分に課してきました。生徒に負けるのは恥ずかしいのでプレッシャーは結構かかりますが、その恥ずかしいのも含めて全部さらけ出すことにしています。弱くてもバカでもいいからとにかく生身の自分を見せる。虚像を尊敬されても仕方ない。自分の出来ることを正直に見せて、自分のできないことも見せて、それでもついてきてくれる子がいれば嬉しい。そんな気持ちで8年あまり続けてきました。
「オチがつく自分でありたい」
といつも思っていました。
自分はカッコよくないので、どうせカッコつけたままは終われない。一瞬カッコつけても、すぐにボロを出して「まったくもう~」と笑われる。そうでないと、どうも落ち着かない気分です。関西人の性でしょうか。
とにかく自分に正直に、そのときの気持ちのまま、誠実に、誠実に。自分にも他人にも。
ただそれだけを守っていきたい、コーチ(笑)でした。