あたりまえのこと。古臭いこと。
部活の話です。
先日1ヶ月もたずクラブをやめた生徒の1人が、キャプテンに辞めることを告げる際、ラインで「やめます」って伝えたそうなんです。
私なんかはどうでもいいんですが、たった一ヶ月とはいえ、自分の練習時間を割いて面倒を見てくれたすごく上手い先輩に対して、それはないかなぁと思うのですが、時代かなぁと思います。伝えただけマシなのかもしれません。
その同じ日、引退した3年生が私を訪ね、「ちゃんと挨拶してなかったから」と私に「3年間お世話になりました」と伝えてくれました。いつもいつも「親に感謝しろ」とか、「挨拶ちゃんとしろ」とか、「道具大事にしろ」とか、我ながら、古臭いというか、自分では「当たり前のこと」だと思っていることばかり毎回毎回言ってきました。その私の「当たり前」を、「当たり前」に受け止めてくれて、「当たり前のこと」をしてくれる部員が育ってくれて、本当にコーチ(笑)冥利に尽きます。「(笑)」はもともと「強さが微妙」の意味ですが、私を笑うのではなく、私を「笑」顔にさせてくれて、笑顔のままでコーチを続けさせてくれている部員に感謝です。本当に強くなくてもいいんです。当たり前の人になってほしいだけなんです。強くなりたい人はよそあたって!