慈眼寺 副住職ブログ

山のお寺のほうの話

今日は兼務している山のお寺の方に、文化財関係の方々が調査に来てくださいました。
私は住職に代わって仕事の方をしていたのでついていくことはできませんでした。

一度は解体して調査したものまで綿密に見てくださったようです。
ああいう文化財関係の人たちのすごいところは、本当に細かいところで作成年代や真贋などを見極められるところです。
漆の塗り方、剥げ方で作成年代を推定したり、ほぞの穴で分かったり、本当にすごいです。文献がある場合は便りにはなるんですが、その文献を書いた過去の人が間違っている場合もあるので注意が必要なようで、「この時代にこんなものがあるはずがない」といったような想像力も重要みたいです。まぁ、それが逆に思い込みになって間違うこともあるのでしょう。まるで警察の捜査みたいです。

7月にはこちらで仕事をすることもぐっと増えるかと思います。おいおい山のお寺についてもまた詳しいことを書こうと思います。お楽しみに。