夏祭り
今日は八嶋神社の夏祭りでした。
朝から掃除や提灯を吊ったり、幕を張ったりと町内のみなさんで協力して準備をしました。
私も、お寺なのにいいのかなと思いつつ、町内なのでお手伝いしました。
子供の頃はこの神社の境内でラジオ体操をしたりし、新年会をしたり、夏祭りも盛況でした。
しかし今は、高齢化と少子化、おまけに世間に余裕もなくなり、私くらいの世代の人は手伝いたくても手伝えない世の中です。毎日前を通っている人でさえ、ここに神社があることすら、知らない人がほとんどでしょう。「町内会」という組織の形態は、おそらく今後10年のあいだに存亡の危機にさらされると思います。だんじりや神輿のある地域でのみ存続していくことでしょう。逆に言えば、観光資源として成立している「商品」としてのお祭り以外はどんどん消滅していくでしょう。祭りがあるところ、お地蔵さまがあるところに、町内会はあります。良くも悪くも、土地と宗教に縛られた「町内会」という存在は、社会の紐帯であり、潤滑油であり、そして余裕の現れでした。社会の合理化の末に、「祭り」も「共同体」も自然淘汰されていくのは仕方のないことかもしれません。私はといえば、こんな仕事をしていますし、昔のおじいちゃんおばあちゃんにやってもらったぶんは、なるべく返していこう、くらいのふわふわした気持ちでお手伝いをしています。使命感は自分のところで精一杯かな?(笑)
夜にはもう一度集まりまして、大雨の中、お祭りが行われました。
子供の頃、ワクワクしてくじを引いたあのくじ引きの、商品を渡すおっさん役をする日がこんなに早く来るとは・・・!
実は子供の頃、近所で有名な「いじわるばあさん」的な人に、せっかく当たった一等の習字セットを無理やり奪われた経験があります。世話役の立場にあるおばあさんに一等を取られて当時は悔しい思いをしました。今日は娘がくじ引きにやってきて、なんと!
習字セットをGET!
あのおばあさんから取り返した気分!まぁ、おばあさんからは、色んなことを教えられましたしねー。
特賞は扇風機ですので、一枚30円のくじ引きで一番外れてもお菓子やペットボトルの2リットルの水や花火が当たって、運がよければ扇風機やポットや習字セット!どうなってるんだ!?
来年は、みなさんで八嶋神社のお祭りにどうぞお越し下さい。6時半に始まって、7時半にはもういいものがなくなるので早めに!