ならぶら
今日は娘と奈良をぶらぶらしてきました。
ホントは国立博物館で仏像を見る予定でしたが、まさかの閉館!
少し奈良公園をぶらぶらしていると、「北円堂特別開扉」の文字が。そういえば、北円堂入ったことないな。あったかな?
子供の頃から色々な寺社に触れるのはいいことだと思いますが、いかんせん全くありがたみが理解できないので微妙です。
「わからなくても一度行った」ということが大事だという意見もありますし、「一度行ったせいで、二度目が後回しになる」というデメリットもあるかと思います。とりあえず、たぶん行ったことあるかもしれないけど、すっかり忘れた、北円堂に、2歳の娘と一緒に行きました。100%覚えてくれないと思います。
幕の鹿模様がカワイイですね。
中では運慶晩年の名作、国宝弥勒如来坐像が鎮座ましましていました。
http://www.kohfukuji.com/property/cultural/110.html
弥勒菩薩ではなく、弥勒如来。56億7千万年後の姿を先取りしたというわけですね。
弥勒如来と言えば東大寺弥勒如来坐像が小さいのにインパクト満開で有名ですが、興福寺北円堂のこちらはキリッとりりしい感じ。特に横顔がかっこいいですね。両脇に無著・世親。アサンガとヴァスバンドゥのことですね。これがまた存在感強烈。この二体に関しては「仏像」というよりは徹底したリアリズムの一つの芸術作品と言ったほうが様相です。血管が浮き立ち、今にも動き出しそうです。いやーいいもの見られました。
外に出るとカワイイ鹿と、五重塔。
小さい頃から散々見慣れた「ベタベタな奈良」ですが、こういう景色が日常であることに感謝しないといけないのかもしれませんね。
そのあとはいつもお世話になっているメガネ屋さん「nara optque」さん(http://www.nara-jigenji.com/diary/1790/)でメガネを磨いてもらったり、調整してもらい、その向かいの無農薬の八百屋さんで大きなスイカを買いました。
いやぁ。夏ですねぇ。