100kmエスコート
本日は、昼から学校の同僚の先生と走ろうという話になりました。一度も100km走ったことがないという先生に、「じゃあ、嵐山いこう」ということで、急遽午後から嵐山へ向かうことになりました。
毎日遊びほうけているように思われるかもしれませんが、もちろん朝はお坊さんとして働いています!今日も檀家様のお参りにほうぼう行かせてもらいました。いま学校は夏休み、お寺は8月から繁忙期に入りますので、僕の夏休みは今しかないんです!(←ココ重要)
で、嵐山ですが、正直行ったからどう、というところでもないんです。人は年中多いし、サイクリングロードも案外道ややこしいし。そもそも100キロって通過点であって、100キロ走ったからえらいわけでもなんでもないんです。
でも、やっぱり車のことを気にしなくていい安全な道であること、さらに誰もが行ったことがあって「おお、こんなとこまできたのか」と自分で振り返られること、やっぱり100キロって区切りで気持ちいいし、100いけたらもう200も行けちゃうから日帰りで一日中乗っていられる証明にもなる、そういう点で、奈良からだと「まぁ、最初はちょうどいいのかな?」というところでもあります。渡月橋の記念写真もわかりやすいし!
さて今日も酷暑。13時集合で18時には戻りたいので休憩も入れて5時間。そんなに急がなくてもいいですけど、でもゆっくり走っていたら日が暮れる。とはいえサイクリングロードでかっ飛ばすのもなんだし、100キロ初体験の人を引くわけだから、まぁ飛ばせるとこはそこそこ飛ばしてトータルアベレージ25km/h前後ならいいかな?くらいの感じで引きました。
さすがに平日の酷暑の昼間に木津川を走るスキモノは少なく、淡々と川沿いを走ります。有名なサイクリングロードではあるのですが、何箇所か分かりにくいところもありますので、そこを次回以降一人で来られるときのために覚えてもらいながら進みました。
桂川沿いにようやく到達すると、先生がちょっとお疲れでてきました。昨日まで山登りしてたそうですから、当然です。35キロ地点では「アレ?案外余裕ですね?」と言っていた先生も、40キロ越えたあたりで「案外遠いっすね・・・」の言葉がでました。この、もうちょっと、というのが最初はきついんですよね。行きも帰りも残り8キロくらいが一番きつい。ゴールを知らないと余計そうです。体感的に逆算できないですから。
とはいえ全然ちぎれることなく先生もついてきて、予定通りに嵐山に到着。昼から浴衣をきた人々や、外国人観光客がこんな暑さでもけっこういました。
和束では考えられないくらい高くて小さいかき氷を食べて、また黙々と戻ります。
復路はうって変わって曇り空。さらに小雨も降って、天然のミストみたいで気持ちいいです。ただし向かい風がえぐい。気分を変えるために敢えて仕事の話とかしながら80、90、とサイコンの表示は進み、いよいよ木津に戻ってきました。
先生は自宅へ帰る途中に100キロ到達です。おめでとうございます。
何事も、達成すればどうということはないですが、やっぱり節目やキリのいい数字はうれしいものです。
「僕、こんな乗り方するなんて、最初全然思ってませんでした・・・」
とおっしゃっていた先生ですが、もともと体育会系ですので、これからは羽が生えたように飛び上がっていかれるかと思います。今日は休まれているのでしょうか。初100キロ到達、おめでとございます。