慈眼寺 副住職ブログ

奈良はやればできる町(YDM)第12回 その名は「308」

タイトルを見て、「あ。バビル二世の続きの話?ってそれは101やーん!」ってノリツッコミをかましてくれる人、リアルで会いましょう。

さて、世間はシルバーウィークだ、海外旅行だなどと盛り上がっておりますが、みなさん何か勘違いをしちゃーいませんか?

明日は「彼岸の入り」ですよ!

当然全く盛り上がれない副住職。今日は仕事の合間にちょっと自転車に乗るのが関の山でした。
仲良しの自転車乗りの方といつもの場所で集合して出発。今日は別のお友達が偶然発見した「ものすごい傾斜に存在する自然派パン屋さん」に行ってきました。

まずは大宮通から三条通に入り、そのまま直進します。三条通は途中から国道308号線になります。そうです。この308号線こそが先日私が自走でお伊勢参りをした伊勢本街道の続きであり、このまままっすぐいけばあの有名な「酷道」暗峠を抜けて大阪へ至り、玉造稲荷に至る道です。

尼ケ辻を越え、ひたすらまっすぐ進み、第二阪奈とぶつかってもその下をくぐりひたすらまっすぐ、登ったり下ったりしていると、郡山警察犬訓練所につきました。姿の見えない犬に遠くから吠えまくられます。こんな犬つかって大丈夫なのでしょうか。

人気はないが、車は案外通る、細くて暗い道を行くと、追分本陣につきました。

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暗峠の手前にもこんな感じの景色がありますが、さすがに古い道沿いです。風情があります。

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本陣のまえにはこんな道標も。

さてここを越えると榁木峠に差し掛かります。結構な激坂です。20%はないものの、15%以上はあるように感じます。一緒に走ったお友達が快走するなか、少し遅れて坂を登りました。最近どうも坂が弱くなった気がする・・・。

そしてこの激坂の途中、いったん広くなったところに・・・

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ありました。国道308号線沿いのパン屋さん。その名もズバリ「308」さん。看板はレゴです。

あるのは確かめてきましたが、途中何度も「本当にこんなところに!?」という不安との戦いでした。

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外からパシャ。宝石か陶器のようにパンが一つずつこじんまりと並んでいます。

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店内です。農作業のかたわら、元気そうなお子さんを育てている若いお母さんがパンを売ってくれました。下のお嬢さんは私の娘と同い年。裸足で元気に走り回っていました。

一種類につき一個しかないのかと不安になった方。大丈夫です。下の引き出しにいっぱい入っています。オシャレですねぇ。こういう売り方は初めて見ました。

ここでお土産のパン二つと、自分用にりんごとさつまいものパンを買いました。おいしかったです。ゴテゴテした具ではなく、小麦の味で勝負しようという気概が十分感じられました。小麦のしっかりした香りがよかったです。バターや砂糖より小麦が主役な感じがします。焦げ目もすごく香ばしい。

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愛車とともにパチリ。

ここから先にもう少し登ると頂上です。その先に行こうかと思いましたが、頂上のあとの下りがあまりにも急で、引き返しました。噂では28%とも言われる越える下り坂のあと、また登ってあの激坂の聖地「暗峠」に到達するようです。今日は暗峠には向かわず、そのまま帰りました。べ、べつに暗峠が怖いんじゃないからねっ!

榁木峠では速そうなおにいさんがヒルクラしてらっしゃいましたし、おいしいパン屋もあるし、自転車乗りにはいいところかもしれません。ただし、こんなところなのに車が多い・・・。とはいえ汗をかきまくってから食べるパンは最高です。みなさんあちら方面を行かれるときは覚悟を決めてどうぞ~♪