「仏教」のイメージアップ
私のアンテナに妙にひっかるニュースがありました。「ナムナムガールズ、活動停止」です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151026-00000070-nksports-ent
まぁ、これ自体は「まぁ、そうなるよね」というお話で、動画にフォーチュンクッキーみたいに載せたら面白いんじゃない?くらいにやってしまったら、妙に取り上げられて、学校的にどうよってことになって、あっという間に活動休止ということでしょう。ある意味で「諸行無常」を表していて、実に仏教的です。
とはいえ、「仏教」のイメージがちょっとこう、ネガティブとは言わないまでも、ちょっと垢抜けないのは間違いないです。
こんなことがありました。
以前同僚だった若い女性の先生と話をしたときに、
「私、○○高校出身なんです。」
「へえそうなんですか。」
「知ってます?」
「ええ。名前は。女子高なのでよく知りませんけど。」
「そりゃもうウチは不人気でマイナーな学校なので!3Bの学校なんですよ!」
「3B・・・?ベルリン・ビザンティウム・バグダード?」
「違います!ブス・ブタ・仏教です!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・絶句。
私、若い女性がこんなことを言い始めたのでビックリしました。念のため、その先生は前二者には全く該当していません。ええと、それからその学校の生徒さん自身が自虐的にこうおっしゃってるんであって、私はそのような意見を持っていませんので、あしからず!
しかし強烈。そして、「仏教」はその2つとまとめられてしまうのかと。そこは私、仏教なのでちょっと・・・。
その先生は
「やっぱりミッション系の女子高ってカワイイじゃないですか!イメージが!あそことかあそことか!でも仏教はあそことか、あそことか、あそこですよ!わかります?どうですか?」
と、ぐいぐい言葉のスマッシュを打ち込んできたので、さすがの私もレシーブしきれませんでした。
とはいえ。
言いたかないですけど、一理はある。
クリスマスに恋人がケーキを食べることはあっても、お花まつりでカップルが誕生仏に甘茶をかけたりとかないです。復活祭にイースターエッグを食べるのはなんかオシャレですが、涅槃会に団子を食べるとかほとんどない。ハロウィンとかもはやバレンタイン超えてる経済効果らしいですけど、アレ、ケルト人のお祭りですよ?ドルイド教団ですよ?なぜ日本で流行るのか謎すぎる。日本は舶来モノに弱すぎる!ハッ!仏教も舶来モノだった!!!
とりとめもないことを書きましたが、仏教のイメージアップ戦略として、ナムナムガールズ、アリだったと思うんです。しかもナムナムだけなら南無阿弥陀でも南無妙法蓮華経でも南無大師遍照金剛でもいけるわけですから、よく考えてあります。問題は現役女子校生だったことですよね。浄土真宗西本願寺派のアイドルとしてやれば問題なかったのに。いや、なくはないか(笑)ナムナムボーイズならよかったのか。ソレ、ただの修行僧ですか。
とはいえ最近某ジャニーズアイドルがお坊さん役のドラマとか、仮面ライダーゴーストもお寺が舞台で毎週騒がしいお坊さんが出てきますし、ああ、そう言えば、なんかお坊さんがぶっちゃける番組もあるんですか?テレビは特撮と「スペースダンディ」の再放送しか見てないので分かりませんけど、ちょっとだけお寺に風吹いてる気がするんで、なんとかなりませんかねぇ。さすがに「3B」はショックだったし・・・。