奈良はやればできる町(YDM)第13回 FIELDNOTE
「奈良のナチュラル女帝」と勝手に私が呼んでいる「くるみの木」をはじめとして、奈良にはナチュラル志向のお店が最近増えています。日夜世の奥様方は、こうしたお店でゆったりホッコリして明日への英気を養っているわけです。
先日は奥様のガス抜きのために、「女帝」ではない方のナチュラル、というより暖簾分け?姉妹店?よく分からないですが、コンセプトの非常に近いお店、FIELDNOTEにお邪魔しました。
私の拙い写真などを見るよりも、HPでも見ていただければそのナチュラルぶりがもっと伝わるかと思います。
http://field-note.main.jp/index.htm
元はもう少し柏木町よりにあった「くるみの木 フィールデイズ店」というお店があり、そこに併設されていた雑貨店部門がこちらに移転したのがこのお店。現在はたぶん?くるみの木との資本関係などはない模様です。(よく知りませんけど。)
食事はできませんが、カフェやパン屋さんは併設されており、期間限定で色々な展示などもあって、定期的にチェックしたくなるお店です。
ちょうど先日は「秋のごちそうフェア」とのことで、おいしそうなお店がいくつか出店してらっしゃいました。
とくにコーヒーショップは最初からものすごくいい匂いがしていまして、オシャレなおにいさんが香り高い美味しいコーヒーをいれてらっしゃいました。
店舗は一階部分に基本的には女性中心の着心地のよさそうな衣服や、使い勝手の良さそうな雑貨がたくさんあり、HUNTERの長靴や、trippenの革靴など、長く使える暖かみのある製品がズラリと並んでいます。ペット関係の用品もあります。2階部分は主に食器などです。
奥さんはこのお店が大好きで、たまに行ってはほっこりしているようです。少しだけ場所がわかりづらいですが、駐車場は広々としています。
「ナチュラル系」という言葉に対する私自身の疑問なんかは面倒くさいので割愛するとして、女の人の「男性ウケにはもう疲れた(o´Д`)=з」という気分は少し共感できる部分もあり、気張らずに、ぷち贅沢な時間を過ごしたいというニーズに、このお店は実にうまく応えているなと思います。
私がYDMで紹介するのは掛け値なしにオススメなお店のみ。不満があれば載せないことにしています。ですが、敢えて。敢えて、このお店を愛するがゆえの注文を付けるとするならば、「メンズが弱い」の一言に尽きます。
どこでもそうなんです。メインは女性です。男なんてユニクロ着てればいいんです。
でも、奥さん子供を車に乗せてここに来たときに、もっと楽しめる店にならないかな、というのが、少しだけ。
メンズスペースが狭い、とは思わないんです。十分なんです。
でも、選び方の基準がどこまでいっても、「奥さんが旦那さんに着て欲しい服」の範囲を越えない気がします。
なんと言いますか、「ニコニコ笑って、子供を抱っこしてくれる優しげな旦那さんが着てそう」と言いますか、「奥さんが自分が服を買うついでに4分の1の値段で旦那の誕生日プレゼントを買う」ことを念頭に置いた品揃えと言いますか、もっと端的に言えば、「旦那のこだわりなんて迷惑なだけ。男なんてORCIVALのボーダー着て、ジムフレックスのパーカー着てニコニコ笑ってろ」という、世の中の奥様の総意が露骨に提示されているようで、「いやいや、俺らそこまで飼い慣らされる気はない・・・ッスよ・・・」という気持ちが弱々しく心の中で響きます。
経営判断としてはわかるんです。だって男なんて滅多に来ないし。ただの付き添いだし。ついでだし。買わないことも多いし。そもそもユニクロでいいし。
今のあり方がたぶん店側としてはベストなんでしょう。
「来てほしい女性客・・・の連れに望ましい服」なんですから。正解です。
ただ、もう少し・・・もう少しだけ・・・奥さんに不評なモノを・・・男目線で・・・。
広い天井にロードバイクなんか吊るしてくれるだけで・・・。
ダメですか・・・