安心してください。ウチですよ。
明日から奈良国立博物館で「おん祭と春日信仰の美術」が特別陳列されます。
春日鹿曼荼羅など珍しい逸品が勢ぞろい。
しかし、今回はその特別陳列が行われる東新館、の隣り、西新館で同時に行われる「珠玉の仏教美術」のお話です。
こちらの展示品リストを見ていただきますと・・・
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2015mei/2015mei_95_kougei.html
真ん中やや下あたりに・・・
「蓮華形磬 奈良 慈眼寺」の文字が。
「いやいや、慈眼寺っていっぱいあるらしいし~。あのやくよけの慈眼寺じゃないっしょ~」
と、お思いかもしれませんが。
安心してください。ウチですよ!
「磬」とは、大きな法要のときに導師が「キン」と鳴らす鐘の一種。
居並ぶ国宝、重文に混じって恥ずかしい限りですが、何の指定も受けていないですが、「珍しい形」ということで、今回展示して頂いております。
来迎寺の善導大師坐像は展示のめちゃくちゃいいところにデーン!と照明を当てて頂いてましたが、たぶんウチの蓮華形磬は隅っこでショボーンとしていると思いますので、是非見てあげて下さい。
そのときには、
「あ!厄除けの慈眼寺さんの収蔵品だー。年が明けたら2月6日にもう初午だったよなぁ。今年も行かないとー」
などと、大きな独り言を・・・言わなくてもいです。スイマセン。調子に乗り過ぎました。