2016年 二の午について
さて、先日初午を無事勤めさせていただきました。
次回の大法要は3月1日(火)の二の午大法要です。
秘仏聖観世音菩薩のお厨子のお厨子の扉が今年開くのは、この二の午が最後です。みなさまのご参拝をお待ち申し上げます。
ちなみに、2月18日は2月の二回目の午の日。いわゆる「二の午」ですが、慈眼寺では大法要は行いません。
通常の日と同様、ご予約の上、ご参詣くださいませ。
ちなみに、この3月の二の午法要ですが、慈眼寺の信者さま歴の長い、いわば「通」の方々のあいだでは、「混雑の少ない二の午のほうが好き」という方も多くいらっしゃいます。しかも、古式に則れば、古い文献などに残る「二月の初午の日」とは、むしろ「三月の初午」のことを指しますので、こちらこそが厄除けをするのにふさわしいという考え方もできます。
厄除けの風習は本当にさまざまで、お寺、神社ごと地方ごとに全く異なります。
「節分までにしなければならない」「午前中にこなければならない」「帰りに他人の厄を拾わないように、ハンカチなどを落としていかねばならない」「後厄が終われば、まわりの人に食事を振舞わねばならない」・・・などなど、本当にさまざまです。
みなさまの事情にも合わせながら、慈眼寺の伝統を守って参りたいと考えております。