須磨でクラシッククロモリに出会う
さてさて。ようやく3月が終わり、やくよけも一段落したあとは、試合に向けてクラブの指導に精を出しておりました。
そんな合間に娘と二人でどこかに出かけようということになり、どこに行きたい?と聞くと、「すいぞくかんにいきたい」と言いました。
京都は前行ったし、海遊館は子供はどうかなぁだし、どこにしようかなぁということで、昔勤務先の校外学習で担任していたクラスを連れて行った須磨水族館に行ってみました。
平日ですが、阪神高速はめちゃ混み。ラジオでさんざん聞いた「生田川から~キロ」ってやつ、散々味わいました。恐るべし。
くたくたに疲れて須磨に到着。ネットで事前に調べていた「ちょっと離れた須磨ヨットハーバー駐車場がオススメ」という情報通り、最大料金の安い駐車場に停めて、水族館をまわりました。
正直、「すいぞくかんにいきたい」と言った割に、反応は薄味。
施設自体は最近の水族館とは違う、昔ながらのいかにもな水族館という感じで、それゆえのよさも、それゆえの「う~ん」なところもありましたが、まぁ、近所だったら入場料も安いし、いいですよね。イルカショーもよかったし。
しかし娘は結局併設されている遊園地?みたいなゾーンばかり行きたがり、なおかつ乗り物自体には怖がって一切乗らないし、「これやったら、カインズホームでええやん」としか言いようがない状態。高速代と渋滞の疲労を返して!
このままではあまりに来た意味がないので、ネットで自転車屋さんがないかと探すと・・・ありました!
トレックストア!
要りません。トレック自体に何のアレもないのです。ですが、トレックストアってトレックしか売ってないうえにパーツもボントレガーしかないので、どこに行っても同じものしか見られません。パーツ選びが一社に限定されるって、コレ、かなりさびしい状態だと個人的には思うのですが、トレックファンにとっては「ボントレガーこそ至高のパーツメーカー」なのでしょうか。ま、必ずしもボントレガーでなくてもという人もいるでしょうし、楽しみ方はあるのでしょうけれど。
でもその次にちょっと気になるお店が。
ベラーテさんです。須磨水から1キロちょいの極近!コレは行ってみるべし!
かなり細い路地にあります。駐車場は近くのコインパーキング利用になりますね。
とくにこの上段のsprintというのが個人的にいい感じ。
上品ですよね。
スポルティーフもあります。フェンダーも凝ってますね~。
「闘う鉄」コンセプトのコンペティション。
コロンバススピリットとカイセイ8630Rなど、三種類のパイプをそれぞれ最適な場所に使用したようです。速そ~。
ホイールもオリジナルだそうです。
クロモリですがただのクラシックではなく、元選手の方が設計した、かなり競技志向の強いお店でした。
勝手に想像するに、かなりガチのレーサーと、ビンテージの好きなオジサマが集まってそう。
ですが店長は気さくな方で、せっかくだから乗ってってよ!とのこと。
なんとココにあるバイクはすべて試乗可能!
太っ腹!でも分かりますわ。乗ってみないと分からないですもん。鉄と言っても本当にさまざまですもんね。
そんなわけで、ほんの少しだけ、乗らせてもらいました!
ほんのちょっとと言わず、結構ガンガン乗せて頂けたのですが、とにかく娘がぐずってしまい、ほんのちょっとだけしか乗れませんでした。
しかし、持って軽い、以上の「乗って軽い」感じがありましたねぇ。こちらはカイセイのパイプですが、希望により8630Rと41302Rの種類から選べるようですね。オーダーメイドで作って頂けるようですが、価格はかなり良心的に思えました。
カラーもトラディショナルな中に、爽やかさもあり、このカラーきれいですね。手組ホイールにサイドスキンのタイヤ。実に似合います。そりゃこっちはカンパだよなぁ。
今度は自転車で来てと言っていただき、愛車でまた遊びに行きたいものです。元選手というと、ちょっと怖い感じもしますが、気さくで話しやすい方でした。最近またレースに復帰されたそうで、私よりずっと年配の方ですが、足元にも及ばない速さなのでしょうねぇ。
ふらっとついでに立ち寄った場所に、オンリーワンなクロモリショップがあり、大満足でした。
大量生産が人を幸せにする部分は圧倒的ではありますが(だってスマホで調べてるわけだし)、「面白いな」と思えるものを一個一個探していく楽しみって、ありますよねぇ。