傘の進化が止まっている件
梅雨ですね。嫌ですね。
この前傘を持って電車乗りながら、考え込んでたんですよ。
スマホやルンバやドローンが活躍する時代に、なんでこんな原始的な手段で雨を凌いでるんだろうって。
もっとオシャレで、君と私は未来派恋のテクニシャンな、冴えたやり方で雨風を凌げないものか。
ずっと考え込んでみました。
①ドローン風に浮遊して追いかける傘
コレ、断然有力株。電磁力、プロペラなどを使用して、頭の上で浮遊して雨風を凌ぐ傘がずっと追いかけてくる方式。いいんじゃないでしょうか。
問題は上空の何かと衝突する危険性ですね。看板とか。センサーつけてかわすしかないですね。これは実現度高いんじゃないかなぁ。使い終わった後がちょっと問題なのと、充電とか重量とか、地味なハードルがありそうですね。
②全身ピッタリウェア
「雨に当たらない」ことを目指すのではなく、「雨に当たっても濡れない」ことを目指せば、ラップのような薄い膜で身体を覆い、あとで脱げるようにする、というウェットスーツ的やり方が有効に思えます。問題は見た目だけですよね。すぐにでも実現できそうですが、下手したらストッキングかぶった罰ゲームのようになりますね。
③表面加工技術
基本的には②の改良版です。
金属表面をレーザー処理して徹底的に水をはじきまくる表面加工技術が誕生
今はこんな技術があるそうです。こういう鎧を着れば、完璧なのではないでしょうか。まぁいずれにしても見た目の問題が・・・。
おっと、ここまでやらなくても類似ですごいものが既に実用化!
水をはじくパーカー濡れないか実験 ONE SWING PARKA
フッ素加工したパーカですか、そうか。鎧なんか着なくてもパーカでいいのか。頭もかぶれるし。
しかしこの技術だと結局「見た目を普通っぽくしたカッパやないか」と言われたらそれまで。
もっとこう、世界が変わるようなすごいのが見たい。
④科学の力で電気分解
そうそう。こういうの待ってた。
頭上に電気分解の装置を乗せ、そこに水酸化ナトリウムを供給して、入ってくる雨を瞬時に水素と酸素に分解!
うーん、焼肉屋の横で大爆発!アカンッ!
-水からクリーンエネルギーを造る新しい光触媒の開発に世界で初めて成功-
しかしこういう技術もあるにはありますから、発想としては面白いかも。
⑤空気の力で雨を吹き飛ばす
なんと、私の理想に近いのがほぼ実現していました!
革命か、それとも……空気で雨を弾き飛ばす見えない傘「Air umbrella」がヤバい
すごい!コレや!形がちょっとダサいけど、ほぼこれでOK!バッテリーの稼働時間が短いけど、それは改良して頂いて!
ただまぁ、傘のめんどくささって、「手がふさがる」ことに尽きると思うので、これでは「傘より重いものをもって傘の役目を果たしているだけ」なことに気づきました。死角だった・・・。このAir umbrellaが浮遊する技術ができれば・・・!
面白い!便利!カッコイイ!機能性を追及した!? 傘 (アンブレラ) を集めてみた!
ほかにも色々出ている「進化した傘」。ただ、やはり決定打に欠ける。
晴れの日と全く同じように、雨の日でも過ごせる技術。そんなものは生まれないのか。
傘の進化の最終形が「盗られてもそんなに痛くないビニル傘」という現状、「ホモサピエンス」としては、非常に情けない気持ちでいっぱいであります。