伊吹山ヒルクライム初参戦～前日編～

by jigenji | 2017/04/11

さて、この数か月にわたってちょこちょこと準備をしてきた伊吹山ヒルクライム、ついに参戦してきました！

あいにく天候は不順、気温もあまり上がらず、フルコースのゴール付近は残雪で、短縮コース10.7ｋｍの登りに変更されておりました。
新学期のバタバタとも重なる時期、お寺も今年はちょっと春から行事が立て込んでおりまして、どうなることかと思っていましたが、なんとか全ての仕事を調整できまして、前日午前まで用事を済ませ、午後から現地を目指しました。

当日入りも可能だったのですが、初参戦で余裕があった方がいいというのが、こういうイベントの常ですし、ビジネスホテルを予約しておりました。関ケ原はあまりホテルのない場所、というか、日本史上最大の合戦をするくらいですからそもそも何もない場所ですので、近隣のホテルは早々と抑えられ、私が予約したのは20㎞ほど離れた長浜のビジネスホテルでした。

前日昼過ぎに家を出まして、車に自転車を積み込み、用意を何度も確認し、いよいよ出発。やたらとＰＡが多い名神を走るとあっけなく関ケ原に到着。まずは受付です。こういうイベントは、前日が盛り上がるのであります。前日のお祭り騒ぎを見ずして走るだけ、そんなのは風雅を介さぬ者のすること。走る阿呆であります。さぁ、あの有名な伊吹山ヒルクライム！どんなに盛り上がってるんだろう！？

・・・閑散としてました・・・。

3000人参加のイベントとは思えません。
雨がちの空模様のせいか、やたらと多い受付けのわりに、人はまばら。全く待たされずにゼッケンなどを渡されます。うーむ。
ロングライド系のイベントだと現地の小学生の激励のお手紙や地元の特産などもらえたり、色々な宣伝をもらえるのですが、今回は必要最小限。なんか中央では企画もやっていたのですが、まっすぐラインを走るゲームという地味な企画な上に、進行役の女の子がボソボソやっててグダグダぶりがすごい。NHKの「チャリダー」の収録があるはずですが、有名人の姿はなし。もう終わったのか・・・。まぁそもそもこの番組を一回も見たことがないんですが。

あっけなく3分で済んでしまった受付けを終え、見るものもなく、そのまま車で長浜へ移動。目的地のビジネスホテルへ。ホテルについてまず気づく。

「アレ・・・？この人たち・・・？」

さっきもらったものと同じ袋をぶら下げたジャージ姿の男女。大会参加者ですね！

ホテルでチェックインするとホテルの受付の女性から衝撃の言葉。

「会議室で整備やローラー台まわしてもらっていいですよ～」

どんなホテルやねん！

「あの～今日のお客さん、こんなのばっかりですか？」と聞くと、「お客さんの半分がレース出る人」とのこと。一般のお客さん、引いてるだろうなぁ。まるで通勤帰りに阪神ファンでごった返す阪神電車に乗り合わせた一般人のような気分だろうなぁ。外人見つけたら「バース！」て呼びかけてたなぁ。

やることがないので、せっかくだから練習することにしました。雨もギリギリ降ってないので長浜をぐるぐるまわって、湖岸道路に出たりして30㎞。ずっと30㎞以上をキープしてまぁまぁ汗をかいたので、長浜でご飯を食べます。

長浜について、全然知らなかったのですが、来てみるといい感じで古い町並みで、ものすごくいい感じです。奈良、金沢あたりの「さびしい京都」みたいな感じがすごくしてて懐かしい！

しぶい店構え。

実はあの海洋堂のミュージアムもあります。ウチにもいっぱいここの商品があります。ありがとう！海洋堂！

ケンシロウに曲げられてしまいそうな愛車。

よくビワイチでこっちにくる私ですが、一度長浜で食べたい！と思ったいたものが。それが「焼鯖素麺」。
鯖がそもそも好きなんです。パサパサしてて最高ですよね。お坊さんが鯖を良さを語るのも何なのですが。
で、特に焼鯖が好きなので、そこに素麺を入れて焼鯖の味がしみ込んだツユですっかり色が変わった素麺！絶対食べたい！と夢見ていました。

その有名なお店。「翼果楼（よかろう）」。