おっさん成長の歴史
伊吹山が終わってからというもの、少し気が緩んでごはんをけっこう食べてしまっております。
体重は増えていないものの、筋肉はすぐ緩みます。ぼちぼちエンジンを再点火、ということで、先日3時間だけもらえた時間にヒルクラ練習。
お昼のうどんが少し重い身体のまま、一気に井手町まで行きまして、まずは万灯呂山。
「あと三日ほど平地練習をしてから・・・」という弱気の虫を抑え込んで、無理矢理登ると、やはりお腹がちょっと重い。
「これはタイム期待できないな・・・」と思ったものの、そのまままだ濡れた路面を強行。
どんどん進むと、アレ、おかしい。
なんかいつもより、見える景色が早めに現れている気が。
この日は心拍計もないのですべて勘。きつくなったら緩める形でペースを守り、進んでいるだけなのですが、最後の「こっからラスト!」と分かりやすい地点につくのがだいぶ早い気が・・・。
でも錯覚だと凹むのでタイムは確認しないまま、一旦下って、最後の登り!登り切って、直線!
タイムは・・・!
13分33!
じ、自己ベスト‼
なんとあっさり!
2014年4月に15分25で自己ベストだったのが、今年14分台中盤に。そしてこの日ついて13分台に。
最初は20分切ったとか17分だとかそんなレベルで喜んでいましたが、13分台に入れたのは嬉しい!
いつものことながらマントロ山は走り終えると倒れこみます。なんかここ、出し切った感ありますよね。ゴール地点眺めがいいし。
大満足で山を下りますと、帰宅予定時間とにらめっこして微妙な時間。このまま帰ると時間が余る・・・。
大正池・・・行くか??
でもTT2本て・・・。さっきので体力使い果たしたんじゃ・・・?時間も微妙だし・・・。心拍計ないし・・・。向い風だし・・・。
弱気の虫は簡単に騒ぎます。
いったんはスタート地点まで来ましたが、いったん「帰ろ・・・」と数十メートル下りました。しんどいし。また今度今度~♪
いやいや。いけるやろ。
だいたいマントロなんて3キロほどやん。たいして疲れてないやん。そうや。
さっきのがアップや!
そう思うと一気に気が楽になり、もう一度スタート地点に戻ってラップ計測スタート!
やっぱりキツい!さっきの効いてる!脚が重い!
とは思いましたが、しんどいところは我慢して、緩むと下ハン。淡々と。淡々と。心拍を整えて・・・。
すると不思議なことに体に余裕というかリズムめいたものが生まれまして、だんだん楽になってきました。下ハンを「持たねばならない」ではなく「持ちたいと感じたから」持つ。あとは淡々と踏みます。踏み続けます。
すると最後の登りの手前の山小屋も、いつもより早い気が。錯覚?
そのまま最後の登りに突入しても、体力に余裕あり。いいのでは?もしかしていいのでは?
最後の最後の登りでは完全ダンシング。ここも腕の力を抜いて、スルスルと登ってみました。
最後まで踏んで、タイム計測。結果は・・・
22分39!!!
おおおおお連続自己ベスト更新‼
ついに!ついにッ!念願の23分切り!!
嬉しい!コレは嬉しい!
私、もともと大正池に苦手意識がありました。緩斜面なので、パワーで押し切る方が有利な地形。そのパワーがないもんで。
2014年9月の自己ベストが25分30。2015年に24分台に突入し、2016年夏に身体を絞って23分台中盤になるもそこから伸び悩み、かえって遅くなる始末。
結果が出ないことに嫌気がさし、伊吹山用に奥山TTにターゲットを変更。しかしここでも20分台の壁をなかなか越えられず。心拍走法を導入して20分切りを果たし、伊吹山のレースを経験しました。
そしてこの日、ついに大正池で23分切り、22分台突入!
いや~うれしい。いつも競い合っているラガッツィの店長と若手の爆弾小僧ことOくんが22分台で、22分軍団の仲間入りをしたい!と思いながら、なぜかどうしても23分を切れず。「いけるはずやで~!」と言われながらもどうして切れないのかずっと悩んでいましたが、やはり心拍でしたか。
踏むべきところを踏み、休むべきところを休む。ただし、休むことに意味を持たせる。次に踏むために休む。
根本的なパワーはなかなか増やせませんが、パワー配分の効率化につとめた結果の22分台。
結構てこずっただけに喜びもひとしおであります。ようやく22分軍団に仲間入り。
世の中にはもっともっと速い、20分切りの猛者、さらにもっと速い人はたくさんいるので、「たかが22分で・・・」と思われるかもしれませんが、どんなタイムでも自己ベストを更新するって、気持ちいいです。結果的には他人とも競ってるんですが、最後は自分の設定した目標をどれだけ達成できるかですから。これからまた22分切りに向けて新たな練習の始まりです。いつか20分切れたら言うことない!と思ってますが、いざ切ったらまた欲が出るんだろうなぁ。
ここからは年齢との戦いもありますが、逆にこの年でこれだけ熱中できるものがあるということ自体が、誰とも比べられない財産です。
いや~自転車って、本当に楽しいです!