24時間耐久輪行② 寒霞渓クライム
ジャンボフェリーに乗って小豆島に降り立った我々。
実は小豆島はかつて某校で担任をしていたときに社会見学でやってきた以来。あのときはバスですが、今回は自転車。醤油の香りがダイレクトに届きます。車は少ないですし、ずっと海ですので非常に走りやすい。いいとこですわ~。
先日お話した通り、Ragazziジャージ初の実戦投入の日。待った甲斐がありました!世界一イカス!
新ジャージ効果か、巡行スピードは速め。あっという間に灯台に到着。除虫菊の坂?知れてんな!
さらにここからグングン進み、一気に土庄港へ。
今年はここに新しくできたサイクリング関係の施設を利用です!
小豆島サイクルステーション!
オシャレなウッドデッキにサイクルハンガーがバッチリ。
http://cyclist.sanspo.com/303479
詳しくはここでガッツリ読んでください。
室内もオシャレ感満載!綺麗すぎてちょっと使うのも躊躇われます。
コルナゴを置いておけば遠目でも高級感出るので写真映えしますよね~。
さりげなく?我らがKTC!しかし・・・
中の工具はシマノPRO!まぁそりゃそうだ!(笑)
室内にはシャワー、トイレ、銭湯も完備!ホテルのロビーのようにくつろげます。また来たら絶対利用したいですね~。
施設の人も感じのいい人で、写真撮ってアップしてくれました。
「京都らしく、碁盤の目でしょうか?」とか説明してくれてましたが、分かりにく過ぎますよソレは(笑)
実はタイルモチーフなんですが、分かりにくいか。あと、「どこから来ました?」って言われて、どうせ「京田辺」とかわかんないし、「京都」って言ったのがマズかったな。京都府だけど、全然碁盤の目の遥か外だからね。洛中の人には認められてないハズッス。おまけに奈良人混ざってます。スイマセン。
何はともあれラガメン新ジャージ、初お披露目であります。晴れがましい。実に晴れがましい。
さて、ここでは休憩ではなく、ロッカーを借りて荷物を預けます。
そうです。ここから寒霞渓です。しかも、最も難易度の高い西側ルート!
距離はやや短い10㎞ながら、斜度が18%のところもあるそうです。
爆弾小僧Oくんのびびりっぷりがとにかく不安。
しかし、去年のライドでは、さんざん小豆島を一周したあとで、荷物を積んだままで挑んだ模様。今回は対策バッチリ。そこまで大変なはハズはない・・・と思いたいッ!
そんなわけで土庄港から寒霞渓へ!
コレか・・・。コレを登るのか・・・。
しかし我々はラガメン!道があれば進むのみ!みんなで寒霞渓西側クライムスタート!
やはり、言うほど、きつくはないレイアウト。どこかで似た感じを登ったと思えば、曽爾高原と似ています。
「コレ、行けんじゃね?」
と一緒に走るOくんに話しかけると、
「この先、くるよ。」
の一言。
きました。18%の表示。
しばらくすると確かに18%の傾斜がきます。
さっきまでの10%が「休める」と感じられるから不思議!
確かにキツイ!キツイ・・・が!
いける。この程度は経験したことある。全然いける!全然いけるで!
善峯寺、海住山寺の方が圧倒的にヤバい。前輪浮かないもん!いけるいける!楽ではないけど、行けるッス。
寒霞渓、知れてんなぁ!
と、言いたかっただけです。結構しんどいです(笑)
二人で「ギアを貯金」と称して「俺1枚!」「俺2枚貯金!」「さ…3枚じゃああ!」とか叫んで意地の張りっぱなしで登ります。途中からさら語彙の偏差値が下がり、「界王拳2倍!」「界王拳3倍!!!カラダがもたねぇ!」とかどう見ても中学2年生といった感じの絶叫をしながら42歳のオジサンが登ります。
つきました。
ご機嫌な二人。
今年体重を一気に10kg落とし、猛烈にスピードアップしたIさんもこのポーズ。大の大人が大喜びって、素敵です。
しかしとにかく絶景。
ラガジャーが映える。
崖っぷちでたそがれる爆弾小僧。
しばし絶景にみとれたのち、峠を下り、サイクルステーションで荷物を積んで、再スタートであります。
途中、こんなものが。
木津にもある残念石がココにも!
秀吉、そこら中に残念な迷惑をかけてたんだなぁ~。
こうして島の海岸線沿いを走り、今回唯一の買い物に立ち寄ります。
やまひら醤油さんです。
小豆島といえばマルキンさんが有名ですが、ラガメンは全力でやまひらさん推し。
味わいの深い美味しい醤油を買い込んで、また荷物を重くして、ラガメン一行再スタート。
私はノーマル醤油と「いりこオリーブ醤油」購入。いりこオリーブはちょうど切らしてた牡蠣醤油の後釜に買いましたが、実にコクが深くて、大満足です。
この先の温泉でひと風呂浴びて、Tシャツ姿にヘルメットで福田港まで向かい、今度はジャンボじゃないフェリーで姫路港で本州に戻ります。帰りに姫路城の夜景を見てから輪行パッキング後、JRで帰宅。
奈良の帰宅時間は12時ごろ。
24時間どころか26時間かかってしまいましたが、濃すぎる1日で完全燃焼であります。大満足。大満足。ただし、翌日仕事・・・。
しかし店長なんか帰ってすぐ頼まれてた自転車を一台組んでたと言いますから、正直馬力が違いますわな・・・。
13キロ落としてから、多忙で乗れずに7キロ増量中で、お疲れ気味の店長でしたが、やはりパンパンの胸板といい、一人だけ魁!男塾のような存在感で、随所に我々との違いを見せつけていました。
Iさんは去年のエンゼルラインで遅れをとってから、通勤自動車を売り払って退路を断ち、往復30㎞の自転車通勤を始めてから、別人のように痩せて速くなり、一年で走りも別人。今回も撮影魂は健在で、腕につけた撮影カメラでずっと動画で撮影してくれてました。
ラガメンはジャージも一新。体重も10kg減が4人、もっと落とした人も1人おられて、「おっさんが集まっては痩せていく店」としてRagazziは絶賛「結果にコミット」中。
「普通の人がガチすぎず、ヌルすぎず、楽しくやる」をコンセプトに仲良くやってます。ええ仲間に出会えて、幸せをかみしめつつ、翌日の職場の空き時間に床で寝てしまっていた副住職でありました。空き時間やで!