惨敗やで!
シンガポールの話も残っていますが、先にしっかり言っておかねばならないと思いまして。
先日、ヒルクライム大台ケ原、行って参りました。
家族にも迷惑をかけるなか、レースが終わったらすぐにとんぼ返りで奈良に戻って仕事をしましたが、敗北感でいっぱいでありました。
言い訳はしたくない。
したくない、に「けど」を付けた途端言い訳をたくさんしてしまいそうなので、「けど」をつけずに終わります。
誰に負けた順位が云々ではなく、自分の「これが精いっぱい」まで追い込めなかったことが、今回のくやしさだと思っています。
思えば三度目のヒルクライム。
一度目の菰野ではヒルクラの何たるかもわからないまま、とりあえず出てみただけの大会。
二度目の伊吹山では、自分なりの「今の自分」の90%くらいまでは出せた実感がありました。
三度目の大台ケ原はまた振り出しに戻ったような気分。
もちろん根本的に練習方法を変えなければ!という思いはあります。難しいことは分からないですが、単純に強度が低い。ただ漫然と走っても意味がない。平地でも山でも、強度をあげないと意味がない。そこを自分なりに追い込んだうえで、それから新たな方法論なり、技術論なり、サプリなりを探りたいなと思います。
本当に悔しいです。自分にガッカリ。満足感に満ちたみなさんの表情が眩しくて仕方ない。
「当日は楽しんで走れたら」
くらいに思ってたんですけど、ただただ楽しいなんてのは世の中にはないです。
しんどい思いをしたからこそ、楽しさを感じられる。
今回充実したレースをした人も、結果が出るか出ないか、ギリギリのところで悩んでいた方も多いはず。やる前に悩んだぶん、当日気持ちいい思いができる。勉強と一緒ですね。やればやるほど不安になる。不安が精密になる。やった分だけ、その努力が実らなかったときのことを考えて不安になる。不安だから、もっと練習する。もっときめ細やかな練習をする。
大ざっぱな努力しかないで、「楽しんでいきたい」なんてのは都合のいい話です。
そのへんを骨の髄まで感じたレースだったなぁ。
ただ、大台ケ原のレースはこれまで経験したどのレースより、素晴らしい運営でした!
沿道の暖かい声援はもちろん、コース脇に綺麗に積み上げられた落石を見れば、27㎞に渡ってこの状態を作り上げることの大変さに胸が熱くなりました。どうでもいいことを頑張って、頑張ってほしいところがダメなイベントとか、ときどきあるんですけど、いい意味で抜くところは抜いて、大台ケ原を走りぬく!という点に思いっきり集中してくれてる感じ。やっぱり普段からここへくるお客さんが釣り人か登山家という自転車と親和性の高い、言うなればマニア系の人が多いからなのでしょうか。「自分のことは自分でやってね。あとは私らもがんばるから」そういう感じがしてすごくよかったですね。
それと最後に、大会の参加閉め切りに間に合わず、すっかり諦めていたところ、わざわざ連絡して「このサイトまだいけますよ」と教えて下さったYさん!本当にありがとうございました。結果はこのようになりましたが、この経験も生かして、もっともっと速くなることが、Yさんのご親切に応えることかと思っております。Yさんを遠い遠い目標として勝手ながら努力させていただきます。
そんなわけで、惨敗やけども。まぁ、とりあえず・・・