慈眼寺 副住職ブログ

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娘が、「段ボールで、お城を作って!」と言い出しました。

私はおじいちゃんと違って手先が不器用です。さらに、こんなときに限って、いつも売るほどあるでかい段ボールがほとんどない。
とはいえ、いつも自転車ばっかり乗ってるパパが、たまにはパパらしいこともせねば。
ちょっとだけ頑張ることにしました。

まずは段ボール。

大きくて白いのが一番いいのですが、今回はどちらもナシ。

仕方なく、お寺関係の業務用の段ボールを二つ重ね、穴をくり抜き、ガムテで合体。
大まかな形を作って、窓などを開け、さて、お城らしくするには・・・。

複雑な形状にしても、壊れるだけなので、簡単なお城に。本場ドイツでお城をまわりましたが、ノイシュヴァンシュタイン以外は結構「山城」とか「砦」って感じだったり、奈良の少年刑務所的なものがほとんど。

家にあるものを探すと、3年くらい前のパナソニックのカレンダーがありました。世界遺産とかの写真のやつ。これを貼りつけよう!

さらに部屋の中を探すと、アマゾンの小さい段ボールがある。コレ、ライト頼んだやつや。ピコーンと閃いて、利用方法決定。

こうして完成したのが・・・

どうですかこの切り口の適当さ!ガムテの汚さ!のりづけの甘さ!

しかし屋根の感じが可愛くできまして、これですべての弱点を覆い隠せている気がします。どっちかというと、城というよりはお菓子の家みたいになってしまいました。正面玄関に貼ってある女の子は、娘がハマっているディズニーのキャラのソフィア。コレは全然おいしくないのに、娘がパッケージで買って、全然食べずに放置していたソフィアスナックの袋を洗って張り付けております。よく見ると銀のドアノブ!コレは使わなくなった自転車のバーエンドキャップ。屋根のデザインは片側実験でやってみたら、もう片方で手慣れてきてクオリティーに差がありますが、ご愛嬌であります。アマゾンの小箱はバルコニーにしました。

まぁ、おじいちゃんの手作りのシルバニアファミリーハウス(もし大正生まれの仏師見習いがシルバニアファミリーの家を作ったら)に比べたら月とスッポンで、いつまでも使ってもらうような類のものではありませんが、娘が寝てからせっせと作って、朝起きたら家があるサプライズでやってみました。

喜んでくれたみたいでよかったですが、「この家にお友達を呼ぶ!」とか言うてるのは、恥ずかしいから勘弁してほしい。そもそも、二人以上入れないぜ。