400年目の柿の見極め
お十夜が近づいてきまして、柿供養の柿を採ることになりましたが、ここで衝撃の新事実発覚です。
どうも、甘柿のなかに、渋柿が混じっている!
以前から「今年の渋かったよ」という声があり、おかしいなと思っていました。
今年は、万全を期して、ポイント別に柿をかじり、チェック!その結果!
完全な甘柿と思われていた慈眼寺の柿ですが、結構な割合で渋柿が混ざっていることが判明!
毎年お配りしていたものに、おそらく渋いものもかなり含まれていたのかも!
あまりお供え物を食べなかったので知らないまま何十年も!これは申し訳ない事態!
そこで今回、不肖副住職徹底的に柿をかじって研究しました!
コレは掛け値なしに甘柿。丸い奴は間違いないんです。
見た目はいいんですがこの細長いのは両方アウト!
よく考えたら干し柿ってもとは渋柿ですけど、こんな形ですもんね。
だが、話はそんなに簡単ではない。問題はここから。
やや長いけど丸いコレはどうか?
⇒答え:甘い
まぁ、このへんは楽勝。
この、丸と細長の中間くらいはどうなのか。
⇒答え:甘い
貴重なお供え物がさらに一つ消えました(涙)
じゃあコレは?
かなり細長いですが、これは甘いんですよ!
しかも同じ枝から二つ並んで生えてるもう一つは渋い!そんなん分かるわけないわ~!
そういうわけで、副住職が身体を張って実験しましたが、おそらく8割程度は見極めていると思いますが、2割程度渋柿が含まれているかも。
なにぶん、400年前の技術で誰かが接ぎ木したものですので、そこはご愛嬌でご容赦して頂きたく存じます。
これまで失礼いたしました。
(っていうか、今までの住職は何をやってたんだー!)