慈眼寺 副住職ブログ

四苦

毎日檀家様のお宅へ月参りに行きます。

ウチのような小さいお寺でも、一日に何軒か回らせて頂いていると、ある日にはこんなことも。

一件目のおうちでは先日ごきょうだいが亡くなられ、悲しみに暮れられていました。

二件目のおうちでは新しいお孫さんがお生まれになってめでたい。

三件目のおうちではおばあさんをデイサービスの車に乗せてらっしゃる場面。

一日のうちに、「生」「老」「病」「死」の4つを立て続けに見ました。

なんとも複雑な気持ち。泣いたり笑ったり元気をだしたり。

そういった災いの「現実」を、完全に消すことは誰にもできません。

できることは、「認識」を変え、「生きるというのは、そういうものなのだ」という転換を行うことのみ。

そうした転換を行うための、仏法であり、念仏であり、やくよけであると、日々感じている次第です。

 

平成31年の初午厄除け(厄払い)大法要は2月2日(土)、二の午大法要は3月10日(日)に勤めさせていただきます。たくさんのご参詣、お待ちしております。