オッサンは苔むしながら、回り続ける
干支が一回りと言いますが、12年も経つとすっかり世の中も人も変わってしまいます。少しづつの変化も積み重なれば驚くほどの変化になりますよね。
以前フルタイムで担任をして働いていた学校時代の生徒が、辞めてからもよく家を訪ねてきます。
毎年毎年やってくるので、奥さんが嫌がったりはしないんですが、驚くより呆れていて、
「どうなってんの?なんで先生に会いたいと思うんやろう?」
と言います。
「いや、さすがにもうコレが最後やと思うよ」
とずっと言っているのですが、なんか、来ます。
もうほとんどの子は学生を卒業したので、「本当にもうないよ!」って言ってたら、
1月にいきなり来ました。
別に何か悩みがあったり、僕じゃないとできない話もなさそうなんですが、なんで来るんでしょうねぇ。嬉しいんですけど。
中学1年生だった子がもう25歳になっています。焦ります。私は31歳が43歳!ギリギリ青年でもよかった年ですが、いまや完全なるオッサンに突入どころか、定着し、次のステップへ向かっている感じ・・・。
今はゼネコンで働いて一級建築士になるために勉強しているとか!
どうしよう!俺なんもやってない!(泣)
そう思ってストラバを見ると、
自転車仲間が休日ラーメンライドの〆に勝手に慈眼寺に来ていたようです。ひ、人が働いてるのに・・・。
こんな人通りの多いところで何をやっているんでしょうか。このオッサンたちは。撮影している人はたぶん一級建築士のはずですが・・・。
自分の教え子が立派に成長していることを喜び、自分よりさらにオッサンの先輩が、さらに痛いオッサンに仕上がっているのを確認し、ほっと安心した副住職でした・・・。
少年も青年もおっさんも大志を抱け!