藤の花
GW、始まっちゃいましたね~。
みなさん、楽しんではりますか?
私ですか?
全ッ然、楽しくないです(笑)
毎年言ってますけど、連休大嫌いです。長期休暇すべて不要。
基本的に、日常を可能な限り楽しく過ごすように設計しているので、普通の平日が一番楽しいです。土日すらなくていいと思っています。
日付通りに月参りさせていただいておりますので、GWもまったく関係なし。「GW?ああ、神のお告げで帰った人?」みたいな感じ。
肘を故障していてバドミントンもできませんし、せっかく暖かくなったのに寒くなって気が乗らないので自転車も乗ってないし、道は混んでるし、どこいっても人だらけだし、旅行しようとしても料金高いし、いやほんまこんな制度おかしいですって!誰も幸せにならない大型連休。ホンマやめましょう。みんなで好きな時にバラバラに休みましょうよ。
コレはホンマに真面目に言うてますけど、五月の連休なんか、いいこと全然ないです。学校は新学期始まってようやく学校に慣れたところでまた休み。全然ペース掴めません。会社は長い休みがあっても仕事溜まるだけ。五月病って、ぜったいGWのせいで起こってる現象ですよ。さらに今年は連休長いし、来月は大阪でサミットで交通規制。えらい年ですね。
で、当然どこにも行けないし、行かないし、行きたくもない。
こういうときは映画とか劇を見るか、自転車乗るだけが一番ですね。
で、今日は家族で近場で五月らしい楽しみを。
私はMTBで、奥さん子供はママチャリで奈良の超近場をぶらぶら。
まずは、やすらぎの道からひたすら登って一気に高畑へ。
そこで最近檀家さんから聞いた雑貨屋さんを訪問。
「空蜜」さんです。
自分の子供の頃に見たような軒先を眺めて、中に入ると、オシャレ雑貨が整然と置かれた落ち着いた空間。
正直、土地勘のない人がココにたどり着くのは相当困難かと思いますし、このへんにちょくちょく来ていると、逆にこっちに道があるとは思ってなくて「え?そんなんあった!?」と思うこと確実な場所にあります。カフェもあります。さらにここからすぐの場所に以前ご紹介した(https://www.nara-jigenji.com/diary/7838/)「ツヅル」さんもありますので、ベタな奈良観光に飽きた通の奈良好きにおススメのコースであります。
そして高畑からは実は春日大社がめっちゃ近い!
三本の禰宜道がほぼ平行に走っており、ほぼ原生林に近い林を抜けてほんの5分ほどで春日大社にワープできます。落ち着きます。
今日は上の禰宜道を歩いていきました。
すぐに若宮神社につきます。
まだ、ここの藤は盛りではないですねー。
さらに進むと春日大社に。外国人観光客がとんでもない数。
春日大社といえば、”藤”原氏の氏神を祀った神社。そんなわけで、藤の家紋がトレードマークです。春日大社と言えば「鹿」と「藤」なんであります。
藤っていいですよね。色がいい。紫一色だけじゃなく、白と紫が高貴な色あいです。おまけに香りもいい。ツル植物なのになぜか上品なんですよね。なんか昔、皇子さま?が藤の弦で作った服をきてお姫様のところに会いに行くと、いっせいに花が咲いて求婚がうまくいく昔話の絵本を見た記憶があります。
藤の香りは「こういう匂い」と曰く言い難い、微かで複雑で、甘ったるくない、爽やかな香りで、本当に上品です。
娘が幼稚園で「藤組」という渋すぎるクラスになったので、「これが藤やで!」と見せたくて連れていきました。
ちなみに、もう一つのクラスが「すみれ組」なんですが、「藤」と「すみれ」を同じ学年にすると色分けとしては相当厳しい気がするんですが・・・(笑)
さて、花は見たので、あとはダンゴ。
奥さん、電動のくせにこんな程度の坂で「つかれたー」とか文句を言います。旦那の普段登ってる坂をなんだとおもってるんでしょうか。今日は心拍たぶん100超えてないぞ私。
しかし奥さんの命令は絶対なので、そのまま坂を下って奈良町に。こっちもすごい人!
とはいえやっぱり自転車は快適!混雑する他府県ナンバーの車を横目に、地元民の強みで抜け道を駆使して人ごみを避けます。
去年娘とおとずれた「チェルボ ビアンコ」さんに、奥さんをはじめて連れていきました。
今日も混雑していましたが、時間をずらしていたので、食事の方はなんとかあまり並ばずに入れました。
お腹がすいたという娘と奥さんにピザとジェラートを。初来店の奥さんも大満足でした。特にここのイチゴのジェラートはオススメです。古都華をふんだんに使ったジェラートは、イチゴそのものよりイチゴらしい。春先に一気に古都華を大量に買って凍らせて、それを使い切ったらもう終わりと去年聞きましたので、あるときに食べないとなくなるかも!
そんなわけで、たった3時間くらいのあいだですが、ノーストレスで存分に奈良を満喫。奈良っていうところは気張って観光するところじゃあ、ありません。ゆるく、ぬるく、らくにやりましょう。