慈眼寺 副住職ブログ

お坊さん界の流行に乗ってみた

最近、お坊さんの中であるものが流行中です。

それは・・・

 

スマートウォッチ。

お坊さんがそんハイテク機器要らんやろ!と思うかもしれませんが、現在奈良門中の40代のお坊さんのなかで既に4人が導入。9カ寺で4人ですから、半分に迫ります。

そもそもなぜお坊さんにスマートウォッチが必要か。

お坊さんには急な連絡はつきもの。

お葬式の連絡などは何より優先でキャッチしなければなりません。その他にも、お参りの際中に次のお参り先からの突然の連絡などしょっちゅうです。だいたいはお寺で留守番をしてくれている人がそれを受けて電話やメールなどをするのが通常ですが、携帯の着信に気づかないことも多い。気づくようにしようとすれば、常に携帯を出しておかねばならない。

それはお坊さんとしてはカッコ悪い。

さりげなく袂に忍ばせておくにしても、最近のスマホは重い。木魚叩いたら、袂の中で暴れて大変です。それにバイクでの移動中にうっかりスマホが落下してしまう危険も。

そんなときにスマートウォッチ。

着信はさりげなく時計が振動して教えてくれます。携帯がカバンやバイクのトランクに入っていても、メールの内容は時計で確認できます。活動計などの要素もありますが、それは二の次。とにかく問題なく着信を知らせてくれればよい。

奈良門中ではアップルウォッチがシェア100%ですが、あいにく副住職のスマホはアンドロイド。ここまできたらアップルに変えたくない。非アップルのスマートウォッチを買った人もいたのですが、やはりアップルウォッチの完成度が高いらしく、わざわざアップルウォッチのためにスマホを買い替えた人も。

一番のポイントはやはり電池の持ち。

初期のアンドロイド計スマートウォッチは電池が一日持たないという情けない仕様でみすみすユーザーを減らしました。

そんななか、副住職が敢えてアップル以外から選んだスマートウォッチが・・・

ticwatch pro

いわゆる中華スマートウォッチになります。メイドインチャイナ。

この時計の画期的なところはズバリ!

最大待ち受け時間30日!

そんなバカな!?と思いますが、タネは簡単。

 

二重ディスプレイで普段は味も素っ気もない普通のだっさい画面。しかし必要時には液晶ディスプレイになるというよくできた構造。

普段はダサいが、いざというとき、ハイテク。ギャップ萌え!

そんなわけで最近忙しい副住職、いよいよスマートウォッチデビュー!

購入したばかりでまだ液晶パネルにシールがついています。保護ガラスを購入して今日貼りつけました。

歩数計などの機能は怪しいし、専用アプリmobvoiの評判が悪すぎるので、今はとにかく受信確認を最優先して使っています。音声入力などいろいろ多機能ですが、とりあえず今は「電話とメールがわかる腕時計」として頑張ってもらいます。

あと、スケジュール帳の機能は便利で、予定の時間になったらこれまた腕で知らせてくれたりして便利です。リマインダとしての機能も秀逸で、音声でも記録できるようです。今日やったら全然うまくいきませんでしたが。

しかし今の世の中、ろくに説明書がなくても、ネットで調べれば先行者の知恵が簡単に手に入ります。

スマートウォッチのテクノロジーより、そっちの「集合知」というものの力のほうを、つよく感じた次第です。

そんなわけで、文明の利器を取り入れた副住職、がんばります。