目から鱗。
久しぶりに記事を読んで目から鱗でした。
「どうして裸なの?」と母親 25歳男性“ひきこもり生活”7年が終わった日のリアル
いい記事だと思います。
2点で目から鱗なんですが、個所としては一か所に集約されますね。
瀧本さんがひきこもり始めたのは祖母との同居がきっかけでした。同居は東京の予備校に通うために始めたものです。しかし、その祖母は「生きていてもしかたがない」「人生なんてつまらない」というグチを日常的に言い続ける人でした。 こうした環境ですごすことは心理的に虐待を受けている状態と近いです。グチを聞かされ続けた人は、知らないうちに生きる気力を失っていきます。瀧本さんもネガティブな感情にさらされて疲弊し、感情のコントロールも効かなくなり、ついにはグチを言い続ける祖母に殺意を抱くようになりました。 「このままでは祖母を殺しかねない。無意識にそう思ったのがひきこもるきっかけだったと思います」(瀧本さん)
「愚痴を聞かされるのは虐待を受けているのと同じ」これは本当に常日頃感じていたことをバチっと形にしてもらったようで、私としては「天啓」でした。
さらにもう一つは、引きこもったきっかけが「このままでは祖母を殺しかねない」という気持ちからだということ。人を傷つけたくないから、引きこもった。なんという「優しい引きこもり」。
マイナス感情を心にためておくのもストレスではありますが、吐いた毒は他人を蝕む。そして他人を汚して今度は自分に返ってくるんだなぁ。どこかでこういう負の連鎖は止めないといけないんだなぁというのを、本当に切実に感じます。かといって、ため込んでも身体悪くするんですが。
ありとあらゆる問題がそうなんですが、「他人を変えることはできない」というのが大前提です。変えられるのは自分の心の持ちようだけ、なんですね。わかっているようで、なかなか実践はできないんですが、これまで通り、やりたいことをなるべく我慢せず、同時に、マイナス感情をなんとか明るく消化?昇華?して、プラスの内燃機関にしていきたいものです。